U-10 トレーニングマッチ

オールサウス石山SCの皆様にご招待いただき、できたばかりのダイハツアリーナの人工芝ピッチでのトレーニングマッチに15名で参加しました。終日曇り空で、時折小雨もちらつき、運動をするには最適な天候でした。


結果
12分ハーフ
太秦 1-2 オールサウス石山
太秦 3-1 伊丹FC
12分1本
太秦 1-0 オールサウス石山
太秦 0-0 伊丹FC

この日は、公共交通機関での移動に挑戦しました。JR1本での亀岡方面や地下鉄1本での醍醐までの移動と異なり、観光客・通勤の方で賑わう京都駅を経由したので、電車の中や京都駅を降りて東海道本線までの道ではぐれてしまうかと思うくらいたくさんの人でした。
駅で集合した時に、「移動は太秦サッカー少年団を広めるチャンス」であることを話しました。大勢で固まって乗車していたら、あまりよくない印象をもたれてしまうかもしれないところ、5人組くらいで分散して乗車し、大人の方や外国人の方に話しかけて太秦SSの良い印象をもってもらうことで、ファンが増える。これは、チームにとって良いことであり、ぜひそんなチャンスを活かしてほしいと願っています。

ところが、その狙いをさせてもらえないほどの満員電車には私も焦りました。何とか全員が付いてきていることを確認できましたが、2本電車を乗り過ごしてしまいました。全員の点呼もこちらが行うのではなく、5人組でリーダーを決めておいて、子どもたちから「〇班そろっています」と言いにくることで、よりスムーズになったことと、役割を任され、より責任をもっての行動と変わっていきました。大人でも慌ててしまうことを子どもたちにとってはそれ以上に大変な活動になったかと思いますが、「この電車よりあちらの方が2分早く動きます」とか「301系統のバスはあっちに停まってます」など、こちらの役割までやってのける子どもたちが現れたことに驚きました。これは今日のMVP級の活躍でした。

帰りの電車では、太秦駅について下りるなり、「コーチ、〇〇が外国人の人としゃべってた!!」と嬉しそうに報告に来ました。その子もみんなに言ってもらい、とても満足げな表情をしていました。そして「あ、あの外国人の人や!」去っていく電車にみんなで手を振り、外国人の方も笑顔で振り返してくださっていた光景もとても素敵なシーンでした。

コロナ禍で途切れてしまった公共交通機関の移動ですが、こちらも忘れていたことが多々あり、反省の連続でした。はぐれてしまった時の対応は次回には必ず徹底しておきます。

さて試合ですが、個の技術、アグレッシブな守備を仕掛けてくるオールサウス戦はお互いが良さを消し合う展開となりました。そんな中でもボールをつないでシュートチャンスを作りますが、一瞬ためらってしまい阻止されました。一方、相手は裏のスペースへボールを入れて、太秦の守備の対応に一瞬遅れたところをしっかりとゴールに結びつけられました。後半、コーナーキックを直接決められましたが、太秦もコナーキックからヘディングシュートを決めるなど、あと一歩のところで敗れてしまいました。
最後に12分1本を行った試合では、先の試合のリベンジとばかりに相手のボールを奪いにいきます。縦パスが入って連動した攻撃が見られたシーンもありました。右サイドを崩して深くクロスを入れて勝ち越しのゴールを決めることができた熱い試合となりました。

オールサウス石山SCの皆様、対戦チームの皆様、電車移動をサポートしてくださった保護者の方、荷物の運搬や動画撮影、応援にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。